- やる気が出ない、挑戦する意欲が沸かない
- 空回りして、失敗ばかりする
- 挑戦したいが不安に押しつぶされそうになる
こんな悩みに答えます。
どうもこんにちは、トモ(@hontomo_book)です。
今回は、不安を乗り越えて立ち向かっていくには、どうすればいいの?という問いに答えます。
不安で仕事が手に付かないことありませんか?そもそも、やる気が起きないことありませんか?
そのままにしておくと、あなたの大事な日々があっという間に過ぎていってしまいますよ。
本記事では、「目標への道のりの中で感じる感情とどう向き合うべきか」について説明します。そのためには、「ポジティブとネガティブについて正しい理解をする」ことが必要になります。
本記事の内容
- そもそも感情は事実ではない
- ポジティブな感情とネガティブな感情を利用して、目標達成をする
- ポジティブな感情でモチベーションを上げる
- ネガティブな感情で慎重に行動する
本記事の信頼性
本記事で参考にしている本、”ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代” は、オリジナリティ溢れる発想でイノベーションを起こした人々の特徴や思考を著者の研究成果を交えて解説されたベストセラーです。
そもそも感情は事実ではない【バイアスを乗り越える】
- やらないといけないことは分かっているがやる気が出ない。
- やる気は満タンだが失敗ばかりする。
- 意欲はあるが、失敗が怖くて不安に押しつぶされそうになる。
目標を達成するうえで、このような悩みがある人は多いはず。
私はネガティブなのがいけないんだ。もっとポジティブになって不安をなくそう。
こんな風に感じて、無理やり前向きになろうとしたりしても逆効果になることありませんか?
目標達成に感情のコントロールは必須。でも、感情を抑え込んでいてはいつか心のコップが満たされて、感情がこぼれ出てしまいます。
ここでの重要な考え方は、「感情は事実ではない」です。
もともと人間には、バイアスと呼ばれる、考え方の偏りみたいなものがあります。
これは、事実ではないけれど思い込みで事実のように見えてしまう現象のことで、例えばネガティブバイアスというものがあります。
ネガティブな思考が膨らみ、事実以上に気持ちが沈んでしまいます。
もちろん、バイアスはさまざまな種類があり、皆がネガティブバイアスにかかるわけではないです。
でも、思い込んでるってことはそれがその人の中では事実ってことでしょ?
その通り。バイアスにかかった状態は、事実かどうかの判断ができない状態。しかも、バイアスは頻繁に私たちの前に現れる。
でも、安心してください。バイアスは、「これはバイアスかもしれない」と気づくことでも解除することができるんです。
また、感情について別の見方をすることも効果的です。「感情は振り回されるものではなく、利用するものだ」このような発想の転換を行うことが本記事の目標です。
ポジティブとネガティブを利用する【剣と盾】
感情は利用するものです。そのために、感情を道具で例えると効果的。
ポジティブ感情 | 剣 |
---|---|
ネガティブ感情 | 盾、防具 |
ポジティブ感情は「剣」ネガティブ感情は「盾、防具」です。そして、私達は目標を達成するためにイバラの道を進んでいかなければなりません。
「剣」は、イバラを切りながら進んでいくことができます。「盾、防具」は、イバラから身を守ってくれます。
どちらか一つだけでは、イバラの道をくぐり抜けることはできません。
「剣」だけだと、途中で怪我をして動けなくなるかもしれないし、「盾、防具」だけでもイバラに道を阻まれてしまいます。
感情を道具のように利用すればよいのね!例えてみるとイメージが湧きやすいわ!
そういうこと。バイアスは一歩下がって感情を眺めることで少しづつ解けていくもの。
今回の例だけではなく、ぜひ自分で感情を何かに例えてみると良いですね。しっくりくるものを探してみてください。
Step 1. モチベーションを上げる【ポジティブを利用】
ポジティブ感情は「剣」です。もちろん、イバラの道を進むためには欠かせない。
- やらないといけないと分かっているが、やる気が起きない
- 不安にかられて行動できない
こんなときは、ポジティブ思考をしてみるのが良いです。モチベーションが上がり行動する気力が湧くからです。
このような、行動するためのポジティブ思考を戦略的楽観主義と言います。
戦略的楽観主義を行うステップはかんたん。以下を参考にしてみてください。
- 目標への意志、意欲が沸かない。不安である。
- 「もし目標が達成できたら...」と最高の結果を思い浮かべる
- モチベーションを保ちながら行動を起こす
なんてことないステップのようにも見えるわね...
そうでしょう。しかし、闇雲にポジティブ思考を行うのではない点に注意してください。あくまで「戦力的にポジティブな感情を利用している」このことを意識することが大事ですよ。
Step 2. 不安を利用しながら進む【ネガティブを利用】
ポジティブ思考で少しでも行動を起こすことができたら次の段階に進みましょう。
- いつも行動は起こせるが失敗ばかりしている
- 行動を起こしたが、やはり不安にかられる
こんなときは、ネガティブ思考を利用します。ネガティブ思考は「盾、防具」でしたね?
ポジティブ思考「剣」だけではイバラの道をくぐり抜けることはできません。
ネガティブ思考「盾、防具」を身につけておくことで怪我なく目的地まで行くことができるようになります。
ネガティブな感情を利用するってどういうことよ?
ネガティブな感情はあらゆる不足の事態に対応する力を発揮します。
不安なときに、細かなことに気が向いてしまうことありますよね。人が気にならないことが何故か気になってしまう。
ネガティブの利用価値はここにあります。不測の事態にいち早く気づいて、対応策を用意しておけるんですね。
このように、ネガティブな感情を利用することを防衛的悲観主義と言います。
「いつも失敗ばかりで、学びがないな」とか言われがちな人は、猪突猛進タイプ。こんな人も、防衛的悲観主義でネガティブ感情を利用してみましょう。
まとめ【ポジティブもネガティブも利用しよう】
今回の要点は以下。
- そもそも感情は事実ではない
- ポジティブな感情とネガティブな感情を利用して、目標達成をする
- ポジティブな感情でモチベーションを上げる
- ネガティブな感情で慎重に行動する
ポジティブな感情、ネガティブな感情に一喜一憂させられてはいけません。感情は利用するもの、一歩下がって眺めてみましょう。