こんにちは、トモです。
ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代 では、オリジナリティ溢れるアイデアで、イノベーションを起こす人々の行動や考え方がどのようなものなのか、著者の研究成果が書かれています。
今回は、本書に書かれている、周囲を仲間にしてオリジナリティ発揮していく方法についてトモ的解釈を付け足して紹介していきます。
この記事は、以下のような人に向けて書いています。
- 周囲の人を仲間にする方法を知りたい人
- 環境を操ってオリジナリティを発揮する方法を知りたい人
- 人間関係を良くして自己実現に繋げたい人
- 周囲を巻き込んで目標達成を早めたい
早速ですが、結論を先に書きます。周囲を巻き込んでアイデアを実現するには、
- さりげなく良いイメージを刷り込め!
- 発言をしやすい環境を見極めろ!
気になる方は、続きを読んでみてください。
周囲を巻き込む方法【重要な点は2つ】
皆さん、こんなことありませんか?
- 職場で絶対通したい企画を上司に説明するが、あまり協力的になってくれない。
- 会社の制度を変えていきたいが、協力者をどう増やしたら良いかわからない。
オリジナリティを発揮して何かを成し遂げるときに周りの協力が必要なることもありますよね。
しかし、イノベーションを起こすよなオリジナリティのある発想は、初めは万人に受け入れられません。
当然ですよね?人とは違う発想だからこそ、受け入れられないものです。
そんな時、職場や、人間関係の中で立場を危うくすることなく発言し、協力関係を築くにはどうすればよいのでしょうか。
本書から、トモ的に重要だなと思った点は2つです。
- 意見が通りやすくなるテクニックを知ること。
- 意見が通りやすくなる環境の特徴を知る。
それぞれ説明していきます。
意見が通りやすくなるテクニックを知る
発言する時にどうすれば意見が通りやすくなるテクニックを知っておけば、いざと言う時に自分に有利に物事を運ぶことが出来ます。
使えそうなテクニックを紹介します。以下の2つです。
- 接触効果
- 説得する相手を見極める
接触効果
接触効果は、何度も関わり合いがある物事の方が、初めて関わるものより受け入れやすくなる効果のことです。
例えば、人間関係でも、初めて会う人より何度か顔だけでも見たことある人の方が親しみを感じるはずです。(余程悪い印象がない場合です。)
また、人だけでなく、考え方でも同じです。
例えば、学生の頃習った、ベクトル。これは、大きさと向きを同時に表現できる数学の考え方です。
初めて授業でこの考え方を聞いた時、多くの人は受け入れがたいと思います。
しかし、何度か教科書を読んだり、問題を解いていくうちに、ベクトルという考え方を自然に受け入れていったはずです。
このように、何度か接していくうちに自然と高感度が上がっていくのです。
この接触効果をうまく使って、受け入れがたいアイデアでも周囲の協力を得る例を考えてみました。
- 重要な会議の前に参加者に軽く内容を話しておく。
- 複数の案の中に紛れ込ませ、何度か提案してみる。
- 協力者を作ってその人からも提案をしてもらう。
複雑な話の中で、何度か提案を行うとよいでしょう。
もちろん、アイデアの効果や、裏付けはきちんと用意しておくことが前提です。
説得する相手を見極める【中間層は保守的になるので避けよ】
組織内で何かを変えたいときに、誰を説得しようとするかは重要な要素になります。
説得する際に対象として避けたほうが良い相手として、中間層の人が挙げられます。
中間層の人とは、下に部下もいるし、上にも上司がいて板挟みになっている人のことです。
これらの立場の人たちは、個々の性格は置いといて、保守的になる傾向が高まります。
上司の顔色を伺い、部下を統率していくため、目立った行動を取ることを避けるようになるからです。
当然、オリジナリティの溢れるアイデアを採用することを避けるようになるため、説得しづらい相手になります。
組織内で、イノベーションを起こしたいとき。協力してくれる仲間がほしいときは、中間層の人を避け、下か上の人材から説得すると良いかもしれません。
- 接触効果で相手にアイデアを刷り込め!
- 説得相手は見極めろ!中間層を避けろ!
意見が通りやすくなる環境の特徴を知る
2つ目は、意見が通りやすい環境を知る。
そもそも発言が通りやすい環境がどのようなものか知ることで、自分の発言を受け入れてもらえる環境にいるか判断できるようになります。
結論ですが、
です。
えっ、と思うかもしれませんが順序立てて説明しますね。
満足いかない現状に対する4つの対処法【離脱か発言が重要】
まず、満足いかない状況に対して、基本的に私たちは4つの対処法を持っています。
- 離脱
- 発言
- 粘り
- 無視
想像つきますよね?
そしてこの中で、私たちが行うべきなのは、1. 離脱, 2. 発言 ということも理解できると思います。
現状が良くなるのをただ黙ってみるのではなく、発言をして現状を変えるか、離脱して新たに受け入れられる場所に行くかの二択しかありません。
では、発言と離脱どちら選ぶべきか、どうやって決めたら良いのでしょうか。
ここで、環境の話になります。
つまり、自分がどのような環境にいるかで、離脱か発言かを選択すると良いわけです。
発言しやすくなる環境【現状を変えられるという自信】
オリジナリティ溢れるアイデアが受け入れられやすい環境とはどのような特徴があるのでしょうか。
発言しやすい状況は
- 自分なら状況を変えられるという自信がある時
です。
そして、この自信は、理解者の存在によって変わります。
職場ではそれが直属の上司に当たります。
しっかりと支えてくれる上司のもとで活動できれば、組織との結びつきを実感し、影響力があると感じるのです。
つまり、サポートしてくれる上司のもとでは、自然と発言することが出来るようになるということです。
強力な協力者になってくれる人材とは【懐疑的な上司を仲間にする】
では、強力にサポートしてくれる協力者はどのような特徴を持っているのでしょうか。
ここで、懐疑的で疑り深い人があげられるのです。疑り深い人と聞くと、何にでも難癖をつける、一見やっかいな人に感じます。しかし、常識なことを疑う姿勢は、新たな視点を受け入れる姿勢でもあるのです。
また、懐疑的な人は一度説得すると一転して強力なサポーターになるのです。
離脱か発言か?【行動することが大事】
現状を変えるには離脱か発言を選択する必要があります。
どちらが良い結果になるのか、これはとても難しい選択です。
離脱が結果的に良かった事例もあるし、発言を長年続けたことで成功した例もたくさんあるからです。
しかし、一つ言えることは、粘るや、無視では現状を変えることはできないということ。
- 行動して失敗した後悔よりも、行動しなかった後悔の方が大きくなる
という研究結果もあり行動の重要性がわかります。
- 意見が通りやすい環境を知ること
- 疑り深い人は仲間になると心強い
- 現状を変えるには行動しかない
まとめ【説得のテクニックと環境の見極めが重要】
まとめます。今回は、オリジナリティ溢れるアイデアを実現するために、周囲を味方にする方法について解説しました。
ポイントは以下の2つです。
- 説得のテクニックを知ること
- 説得できる環境を見極めること
周囲のサポートを受けられれば、一気にアイデアを実現することが出来るでしょう。まずは、ゲーム感覚で、どうすれば他人を説得できるだろうと考えてみることからはじめてはいかがでしょうか?
今回は、以上です。