- 達成したいことがあるがどう始めたらよいかわからない。
- 夢はあるが行動に移せずにいる。
- モチベーションを保てずに努力が継続しない。
目標達成のために重要なこと【継続と目標を見据える】
前回で、目標を具体的に設定しましたね。今回は、目標達成のためにどのように行動し、ゴールに近づいていくのか。という内容です。
「目標のために行動する」と一口に言っても、どのように行動するのか、何を意識すればよいのか、重要な点があるのです。
マラソンで考えてみましょう。
目標はゴールすること、そのために皆さんは走るという行動で実現しようとします。
その時、がむしゃらに走る人、全然違う方向に走り出す人、ペース配分に気をつけてゴールを目指す人では、ゴールできるのは3人目ですよね。
がむしゃらに走ると息切れするし、ゴールと違う方向に走ると、当然ゴールには辿り着けません。
マラソン以外のゴールも同じこと。
つまり、目標達成するには、
- 行動を継続できる
- 目標への方向、距離感を知る
の二つが重要なポイントになります。
行動を継続するには
ここでは、行動を継続するためのテクニックを伝授します。
しかし、その前にどうして行動を継続することが難しいのか考えてみましょう。
行動に移せない理由
どうして行動は継続できないのでしょう。
主に以下の2つの理由でしょう。
- 多くのことをこなそうとしている
- やる気がなくなる
これらの対策を考えていきましょう。
多くのことをこなそうとする
単純に自分のキャパに合わない目標設定や、量をこなそうとしていませんか?
このような人は、目標への行動を細かくしてみましょう。
大きな一歩ではなく小さな一歩を積み重ねるイメージです。
目標を具体的に設定することで、行動が具体化されましたよね。
そこから更に、行動を細かくしていきましょう。
例えば、
目標
- プレゼンがうまくなりたい
目標の細分化
- あがらないように、人前で話す機会を設ける
- そもそも発表する内容のことをよく知る
- 滑舌を良くするために、音読をしよう
このように、目標への行動を小さなステップの集まりにしてあげると行動に着手しやすくなります。
やる気がなくなる
目標への意欲が落ちて、行動を起こすやる気がなくなっていませんか?
そんな人は、目標達成における、やる気の立ち位置を考え直してみましょう。
実は、やる気を原動力にすると持続しない場合もあるのです。
目標達成に必要なのは、日々淡々と静かな情熱を持って、やるべきことをこなしていくことです。
やる気があろうとなかろうと、淡々と目標への進んでいく習慣こそ、継続の源なのです。
行動率がアップするテクニック【if-thenプランニング】
やる気がなくても行動が継続できる=行動を習慣化する
つまり、目標達成までの行動を習慣化すれば良いわけです。
ここで、習慣化のテクニックとして、if-thenプランニングを紹介します。
if-thenプランニングの手順は以下です。
- 行動したいことをピックアップする
- Aになったら、Bをする。という予定を立てる
ただ単に、行動をすると決めるよりも、行動の契機となる条件と絡めることで、行動率が上がります。
例えば、
- 朝起きたら、資格の勉強をする。
- 夜寝る前に、本を3ページだけ読む。
- 通勤中は、スマホを使ってブログ記事を作成する。
このように、if, thenを組み合わせることで、行動率が格段に上がります。
なぜ、行動率が上がるのでしょうか。
if-thenプランニングで行動率が上がる仕組みを説明します。
実は、If-thenプランニングは、プログラミングの思考に近いです。
プログラミングでif文は、もし条件AならBを実行する。条件CならDを実行する。というように条件で分岐処理を行います。
実は、「~したら、~する」という文法は、人間の脳が理解しやすい仕組みなのです。
したがって、意志力を持って行動を起こすよりも、一度ルールを決めて自動で行動を呼び起こすことができるのです。
目標への方向、距離感を知る
目標地点を知ることの重要性
目標に向かって行動を継続できたとしても、間違った方法を取っていてはいつまでもゴールには辿り着けません。
目標との距離と、方向を測り、修正していく必要があるのです。
振り返りを避けてしまう理由
行動はするけど、見直して修正はしないことはありませんか?
やったはいいけど、やり方が間違っていた。
それに気づかないで、いつまでもゴールにたどり着けず、そのうち力尽きてしまうことはありませんか?
どうして振り返りをしなくなるのでしょう。
振り返りの重要性を言葉ではわかっていても、実践出来ないのは理由があるのでしょうか。
実は、振り返りとは時に、
- 出来ない自分を直視する
ことにもなります。
人間は、それを無意識のうちに避けようとしているのです。
振り返りの方法
行動を継続しながら、目標への道筋を修正していく重要性。
そして、それが困難な理由もわかりましたね。
では、振り返りの具体的な方法に移ります。
勘の良い人はお気づきですね?
実はここでも、if-thenプランニングが使えるのです。
つまり、振り返りをするための、契機となるイベントを決めてあげれば良いわけです。
例えば、
- 資格試験の過去問を3年分解くごとに、点数の推移を分析して、勉強時間を調整する。
- 月初めには、上司に自分に足りない箇所を聞く。そして一ヶ月間改善する。
といった具合です。
行動し、振り返り、修正する。これら、全てを継続するために、if-thenプランニングを使ってみましょう。
まとめ【行動を継続し、振り返り、改善する】
- 目標達成には、行動の継続と振り返りが不可欠。
- if-thenプランニングで行動、振り返り、改善の継続を行おう。
次回もお楽しみに。